集中と拡散、脳のモード切替
- 朝風あびす/Asakaze Abyss
- 7月19日
- 読了時間: 2分
最近、ひたすら作画モードで日々を過ごしているためか、文章を書くのが億劫だ。
少し前、毎日のルーティンをきっちり決めて過ごしていた時期は、どれだけ文章を書いても平気だったし、活字中毒気味なくらい毎晩読書していた。
頭の中で文章を組み立てたり、情報を整理したりすることに何の苦も無かった。
逆にこの状態で作画を進めると脳内チャッター(お喋り)が止まらなくて、ペンが全然進まない。
今は漫画のネームも終わったので、ひたすらペンを動かす作業期間。これが何とも変な気分で…。
読書をしたり計算したり、日々のスケジュールや予算を管理したりと、頭をフル回転させて意識が明瞭だと、驚くほどペンが進まない。「文字で考える」モードになってしまうと、絵を描く手が止まってしまう。
意識を「ボヤ~っと」させる時、線や形が見えてくる
逆に、意識を拡散させて、半ば無意識にペンを動かすくらいの気持ちで作業すると、進捗がドンドン出る。
頭に文字が浮かばないように、あまり未来とか過去とか、そういった類いの思考を意識的に追い出すように「ボヤ~っとした状態」のほうが、線や物の形がよく見えて、自然と手が動くのを感じる。
右脳型・左脳型みたいなステレオタイプは現在の脳科学では否定されているらしいけれど、じゃあこの「集中と拡散」は、脳の中で一体どういう状態になっているのだろう?
自分の感覚、体感としては、明らかに脳の異なるスイッチを切り替えているような感覚。
とにかく今はskebのご依頼、8月リリース予定の勇者ちゃんカラー漫画、今月の支援者様向け漫画の完成に向けて、意識を拡散させまくる日々を過ごしたいと思います。